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なかむら9条の会

平和が好き! 憲法9条が好き!

憲法公布69周年 高知県民の集い

11月3日は文化の日だが、69年前のこの日、日本国憲法が公布された。

その文化の日に、高知市内の県民文化ホールで、こうち九条の会主催の『憲法公布69周年 高知県民の集い』があり、県下各地域から予想を上回る約1,200人が結集した。

講師は当初、大江健三郎氏が予定されていたが、急きょ、進化する憲法学者小林節に変更となりました。

どんな話が飛び出すのか?  楽しみでしたが、話は期待にたがわず、笑いと元気の出る話に、これからの展望とやる気が湧いてきました。

以下、小林氏の話の要点をまとめておきます。(文責  nakamura9  かなり推測の部分が入っています。)

 

①何が起きたのか…アベ内閣による9条の破壊と議会制度の破壊である。

あれは止まらないねえ。バカの壁だ。アベさんは丁寧に丁寧に…と言いながら、何の中身も無い説明に終始し、議論回避で数の力だけで逃げ切った。

しかし、憲法9条第2項がある限り、自衛隊は軍隊として認められない。従って自衛隊は軍法ではなく警察法の範疇に入る。もし海外で戦闘になり自衛隊員が捕虜になっても、海賊扱いとされるだろう。

結局アベ内閣のやったことは、①9条の破壊  ②議会制度の破壊  ③憲法無視・・・であり、国民主権を否定した独裁政権の確立であった。

明治維新は大名間の政権争いだった。徳川幕府から薩摩、長州へ政権が移っただけだ。天皇を現人神として、国民は自由も権利も無い『臣民』扱い。その中で土佐は異色の存在だった。『自由・民権』思想の広がりは、間違いなく土佐が発祥の地。これは、アメリカの独立宣言*の精神を受け継ぐ、国民主権の考え方であった。

我々は、アベに乗っ取られたこの国の主権を取り戻さなければならない。

 *アメリカ独立宣言の要旨・・・「我らは次のことが自明の真理であると見なす。すべての人間は平等につくられている。創造主(神)によって、生存、自由そして幸福の追求を含むある侵すべからざる権利を与えられていること。これらの権利を確保する為に、人は政府という機関をつくり、その正当な権力は被支配者の同意に基づいていなければならないこと。もし、どんな形であれ政府がこれらの目的を破壊するものとなった時には、それを改め、または廃止し、新たな政府を設立し、人民にとってその安全と幸福をもたらすのに最もふさわしいと思える仕方で、新しい政府を設けることは人民の権利である。」

 

専守防衛の有効性と平和大国の真価

例えば、女性が武器を持った暴漢に襲われたとする…「それはいけないことよ」と説得するだけで、暴漢は「なるほど、その通り」…と言って引っ込むか?

やはり、自衛権は必要だろう。

中国は、戦後、モンゴル、ウィグル、チベットを併合して、領土を3倍に拡大した。それは、その地が非武装地帯だったからだ。

しかし、ベトナムや台湾は併合できなかった。それは手痛い反撃を受けたからだ。

中国が尖閣の領有を主張し出したのは、海底資源の可能性が明らかになった1,970年以降のことであり、中国のいやしさが見える。しかし、この島は占拠しても守りには適さない。万一戦闘になれば、自衛隊の戦力に中国はてこずるだろう。

例えば、日本国民は「いざとなればアメリカが助けてくれる」…という考えが多分にあるようだが、それは違う。アメリカにとって日本国民の生命はどうでもいいことだ。アメリカの戦略にとって必要かそうでないか…それが行動の基準になる。

まあしかし、尖閣の場所は太平洋を制する要所にあり、例え、日本から守ってくれ…との要請が無くてもアメリカとしては黙って引っ込んでいるはずはない。

それよりも、大事なのは米日中の経済問題である。この3国の経済関係は、もう抜き差しならない深い関係にある。戦争によって経済関係が破たんすれば、三国とも共倒れになるのではないか。

日本としては、今更戦争大国となるよりも、9条を守って、ただし自衛の備えだけはしておいて、平和大国として世界との外交を進めるのが、最もいい方向だろう。

 

③独裁政権から主権を取り戻す闘い

自公の選挙協力に学ぶのが大事…公明党は、『自公で政策が違っても当然…だって政党が違うんだから』…と、憲法観が違っても協力できる…と言っています。凄いですねえ。(笑)

ところが民主党は、共産党から選挙協力の提案を受けても、『政策が違うから手を結べない』…ばっかじゃないの。政治とは、元々、妥協と馴れ合いは当たり前。

長島議員は『共産党と手を組むと保守層の支持を無くす』…なんて言ってるが、政権から脱落した時点で、すでに支持を失ってしまってるよ。

それどころか、今共産党と手を組むと、かたい組織票がついてくる。おまけに革新やリベラルの浮動票までついてきますよ。

連合の幹部なんか、『共産党と手をつなぐと組織をとられてしまう』…なんて言ってるのがいたけど、私は『自由競争でしょう。獲られるような組織なら上げちゃえば』…と答えましたよ。(笑)

まあそれは冗談だとしても、『沖縄の闘いを参考にすべきだ。それにアベちゃんを説得するより、共産党と手を組んだ方が簡単じゃないの』…と言ったら、なるほどと、少し納得してました。

 

④主権者が憲法を身につける好機

内乱の続いている維新も橋下人気も、もう賞味期限が切れてきました。

第3勢力なんて、所詮、自民党民主党の公認争いから落ちこぼれた連中…力にはならない。政権についても、あまり役に立たなかった民主党だけど、もう許してやったらどうでしょう。野党がまとまれば、政権奪取も十分に可能です。とりあえず1人区で勝つ段取りをつけることです。

まず参議院で過半数をとる。参議院で問責を受けた閣僚は、今まで全員辞めている。どんどん閣僚の問責をやって、内閣を潰す。

戦争法は可決された。しかし、憲法に関する関心はかって無く高まっています。私は地味な憲法学を教えてきた学者として、憲法に光を当ててくれたアベ政権に感謝を申し上げたい。早くアベ政権を退陣させることで、感謝の言葉としたいものです。(笑)

 

 

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