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なかむら9条の会

平和が好き! 憲法9条が好き!

はた九条の会・中野晃一講演会の報告

結果報告

先日10月29日(土)に大方あかつき館にて、《市民連合の立役者》中野晃一さん(上智大教授)を講師に、はた九条の会の講演会が開かれました。

 

秋は、スポーツと行楽のシーズンです。

筆者nakamura9 も御多分に漏れず、連日の催しで追い回され、気にはなりながらも、なかなかに報告が遅れています。

しかも、日曜日には市主催の卓球大会に参加、団体個人戦、各5試合をこなして、今はもう、筋肉痛で大変…全身の筋肉が悲鳴を上げています。

 

まあ、そういう訳で報告が遅れましたが、当日は、《改憲阻止のための市民運動と野党共闘のこれから》という演題で、今の時期にぴったりの講演会だ…と思っていたのですが、やはり行事も多くて、参加者の数が100数名でした。予定よりも少なくて、少しがっかりしましたが、講演の中身は、予想に違わず素晴らしいお話でした。

 

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当日、先生の乗った飛行機が、到着時間が遅れる…との連絡が入り、関係者一同やきもきしましたが、少し遅れたくらいで、講師到着となり、早速本題に入っていただきました。

中野先生の話の要約(文責nakamura9)

まず参院選の結果については、野党共闘が成立したことにより、前回2議席しか取れなかった1人区の議席を、今回は11議席とった。

不十分とはいえ、貴重な成果だ。

この流れが今後の選挙で継続・強化されるならば、自公政権にとって大変な脅威となる。与党は確実に3分の2を割り込むことになる。

選挙戦にっいて言えば、1人区以外で野党が伸びなかった理由として、マスコミの意図的な《争点隠し》と《選挙隠し》があった。

毎日新聞の報道によると、テレビでの参院選報道が3割減だった…ことが挙げられている。都知事選関連の報道を過熱させることで、マスコミにより参院選そのものが隠されてしまった。

また、自民党が公開討論を拒否するなど、野党側が改憲の危機を争点化することを迫ったものの、静かで退屈な参院選を狙った自民党に逃げ切られてしまった

 

しかし、今回の選挙では、《野党共闘》という希望が生まれた。

野党共闘が生まれた背景には、《脱原発》《アンチヘイト》《特定秘密保護法反対運動》など、多様な運動体の緩やかな連帯と共闘体制…がある。

《総がかり行動》は、①全労協  ②超党派平和運動  ③自治労、連合…の3つの流れが合流している。

《SEALDs》正式名:自由と民主主義のための学生緊急行動は、前身であるSASPL時代には、《戦略的投票》などを呼び掛けていた。

彼らが繁盛に使用するセリフ…「民主主義ってなんだ?」「これだ!」…という宣伝方法を、コール アンド レスポンス(呼びかけと返答)としている。皆が一同にフレーズを繰り返す、シュプレヒコールとは違うという。

彼らのセリフが、運動の進展とともにスローになっていった。それは中高年の参加者たちが、若者のスピードについていけないので、スローにした。

《立憲デモクラシーの会》《学者の会》《日弁連》《あすわか》《ママの会》などの団体、組織が緩やかに連帯して、これまでに無かった《新しい市民運動の広がり》を生み出している。

以前は、労働運動や学生運動などがあったが、それらの運動は《市民運動》ではなかった。《新しい市民運動》は、《主権者運動》としての側面を持っているのが特徴。この運動が無かったら、《野党共闘》は生まれなかっただろう。

 

日本の右傾化を防ぐには、《野党共闘の深化》が必要

自民と公明が共闘を続けているのに、野党がバラバラでは、絶対選挙に勝てない。

政治の右傾化と小選挙区制が多様性を崩壊させた。昔の自民党にはいろいろ派閥があって、自由に意見が言えた。今の自民党はアベ独裁である。ものが言えない。

自民党の選挙戦略は、第2党以下の分断支配である。そして投票率が低ければ、保守の基礎票だけで選挙に勝てる。(投票日には寝ててくれるとありがたい…自民幹部の発言)

実際に、今回3分の2の議席を確保した自民党の得票は、2009年惨敗して、民主党に政権を許した時の水準まで、得票を回復できていない。なのに議席は取れる。

自民党は、右翼勢力と手を結び、敵を叩きのめし、無力感を与え、抵抗勢力を削いでいく方針だ。

改憲阻止のためには、今後《野党共闘の深化》が不可欠。

候補者選定の公開性、市民参加の可能性、政策協議の深化、エッジの効いたプレゼンテーションの意識を強める…ことが必要。

そのためには、民進の態度が大切。しかし、民進が選挙で《護憲》を言ったのは、初めてのことだ。電力労組など連合右派からの圧力もある。

選挙で勝てる体制をつくるには、《いい候補を早く決める》ことだ。

また、軍事問題では、《女性の発想》が大切だ。力に力で対抗しない。外交など軍備以外の方法で解決する方法を考えることが重要。

 

《日本の右傾化》の質問に答えて…

最近NHKの右傾化が問題になっている。

確かにNHKの報道部門は右傾化している。しかし、他の部門ではまだ頑張っている人たちが残っている。

日本の右傾化は4点に表れている

①経済格差の拡大…貧富の差と貧困層の増大

②国家権力と個人の人権の対立

③平和主義か軍備か

④歴史の修正…戦後の否定と戦前回帰思想

最近の話題で言えば、《天皇の生前退位》…有識者メンバーで検討…その半分が日本会議のメンバーである。

 

 

簡単ですが、以上報告いたします。

参加者の意見では、話が実に分かりやすかった。

これからの運動のためになった。

…などの声が聴けました。

先生は、翌日早朝から、徳島県での講演会が入っている…とのことで、四万十川の案内が出来なかったのが、心残りでした。

先生、またゆっくりと幡多へおいで下さい。

 

 

 

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