読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

なかむら9条の会

平和が好き! 憲法9条が好き!

絶対に許すな!共謀罪と治安維持法、大逆罪

アベ内閣は、籠池一人を悪人に仕立てて、何とか逃げ延びようと、汚い手を使い必死に足掻いていますが、足掻けば足掻くほど泥沼にはまるばかり…ここに至っては女房や関係者一同をまとめて証人喚問して、誰がウソをついているのか、そして闇の奥に隠れているものは何か?全て、国民の前に明らかにしてもらいたいものです。
その上で、アベシンゾウ、自ら啖呵を切ったように潔く議員と総理の職を辞してもらいたい。

さて、そんな状況の中でも自公政権は、ふてぶてしくも厚かましくも、さらに戦時体制を前進させようと、国民の監視と政府への抵抗を封じるために…と、とんでもない大悪法《共謀罪》を閣議決定いたしました。

さらに文部科学省は3月31日付の官報で「新学習指導要領」を告示した。その中に中学の保健体育では、武術の種目として新たに「銃剣道」を加えるとの記事があった。なんということだろう。戦前の日本軍が敵を殺しまくった、あの忌まわしい柔剣道 銃剣道を現代の中学生に学ばせるとは、何たることだろう。

こうした安倍政権下での異常極まる軍事化政策でも、特に怖いのが《共謀罪》だろう。


以下に、共謀罪に対する私の見解を地元の偉人・幸徳秋水に絡めて述べたいと思います。(nakamura9)


絶対に許すな!

共謀罪治安維持法、大逆罪

 

過去3回国民の強い反対で廃案になった《共謀罪》がまた国会に出されようとしています。共謀罪内心の自由を奪い、集会結社の自由を脅かす憲法違反の悪法です。

 

治安維持法の再来か

共謀罪と言えば、1925年に成立し、国の進路を誤らせた大悪法《治安維持法》につながります。当初《国体の変革や私有財産否定を目的とする団体を処罰するもの》で、普通の人は関係ないと説明されましたが、実際は戦争に反対する人や政府の意に従わない人、社会主義に関する出版物を持っていただけでも逮捕されました。

適用範囲が勝手に拡大され、共産党や周辺の団体、無産政党大本教創価学会天理教キリスト教、学会、編集者など多くの団体が弾圧されました。

作家の小林多喜二や高知出身(中村にも住んでいた)の筒井泉吉、中土佐久礼の黒原善太郎などが警察で虐殺され、獄死した人も多数います。

 

幸徳秋水共謀罪で冤罪で殺された

今から106年も昔…1911社会主義者の幸徳秋水らが死刑になった《大逆事件》は、爆裂弾を作ったことが密告で発覚した明科(あけしな)事件に関わったのが数名で、ほとんどは事実も不明確な《共謀》を理由とされています。

 

12名が死刑、12名が無期懲役、2名が有期刑という大弾圧事件でした。何もしていないのに《共謀》を罪に問う…という恐ろしさの典型です。

この事件は、《大逆罪》という特異性もさることながら、これを機に全国の《主義者》を一網打尽に壊滅させようとする、時の元老・山縣有朋の強い意志の下、警察機関や裁判所に圧力をかけた結果、正しい捜査方法や裁判制度が破壊され、憲法、国家権力、天皇制等のあり方について、国が間違った方向へ進むきっかけを作り、将来へ大きな禍根を残した事件であった。

秋水刑死の年に《特別警察》が発足し、14年後には、今もなお悪名高き《治安維持法》が制定され、我が国の社会主義運動と民主主義は長い冬の時代へと向かうのである。

 

大逆事件の首謀者・平沼の言葉

大逆事件をでっち上げた検事側の首謀者・平沼騏一郎は論告で《被告人は無政府主義者にして、その信念を遂行するため大逆罪を謀る。動機は信念なり》と述べ、最後に松室検事総長が全員に死刑を求刑。翌日から弁護人の弁論があったが、裁判は1人の証人審問もさせず12月29日に結審した。

明けて1911年1月18日、判決が言い渡された。有期刑2名、24名が死刑であった。

翌日12名に無期懲役の特赦減刑があった。

判決の6日後には秋水含む11名が処刑され、翌日菅野須賀子が絞首台の露と散った。

この事件について、平沼は回顧録でこう記している。

《事件が本当であれば幸徳が首魁に違いない。まず幸徳を捕らえねばならない。この時私は、彼らの信念が犯罪の動機であると論じた。あの事件で私が深く注意したのは後にみっともない証拠は残したくないと考えたことである。》検察側に有罪の証拠は始めから無いわけだから、検事とグルになった大審院長は、これを逆手にとって被告側の無実を証明する証拠をすべて棄却したのである。
また大逆事件の検事側の捜査主任だった小山松吉が後に語っている。《幸徳ほどの男が、この事件に関係ないはずはないという推定の下に、証拠は極めて薄弱であったが、検挙することに決めた

ここに《共謀罪》の恐ろしさが如実に示されています。
余談ですが、この後総理にまで上り詰めた平沼は、晩年を狂乱の果て、不幸な獄死を迎えることになる。

共謀罪は絶対に許してはならない!

今日の私達の社会の、犯罪についての基本的なルールは《行為を罰するのであって、思想や内心を罰してはならない》というものです。

ところが共謀罪が成立すると、秋水が殺されたように、2人以上で相談(共謀)するだけで処罰されてしまいます。

また判断基準の一つに《準備行為》というものがありますが、何が準備行為なのか不明です。なお、それを判断するのは警察がするので、日常のあらゆる行為が《準備行為》と判断される危険性があります。

また政府は《テロ集団などの「組織的な犯罪集団」を対象とするもので一般の市民は関係ない》と言っています。

しかし、テロとは何か…の定義もなく、「組織的な犯罪集団」を判断するのも警察や政府です。

普通の労働組合や町内会、あるいは私たち九条の会も、いつ、何時、取り締まりの対象になるか分かりません。

 

◎政府は、共謀罪がないと《国際組織犯罪防止条約》を締結できないと言っていますが、とんでもない大嘘です。

この条約は、本来テロ対策ではなく、マフィアなど国際経済犯罪対策のもので、条約締結に共謀罪など必要ないのです。

◎また政府の案では、「組織的な犯罪集団」の一人が自首すれば刑を減免すると言っています。

これはまさに《市民相互の監視と密告》を勧めるものです。

昨年改訂された憲法違反の《盗聴法》によって、警察による市民生活の監視と盗聴が強まっています。

 

共謀罪を許さない闘い…反対を叫ぶのは今です!

幸徳秋水の時代と大きく違うのは、平和憲法の存在です。憲法は個人の人権尊重と戦争の放棄を高らかに宣言しています。秋水は死刑前、弁護人の平出修に手紙を出しています。
その手紙には《事ここに至って今まさに何をか言わんやです。又言おうとしても言うべき自由がないのです。想うに100年の後、誰か私に代わって言ってくれるものがあるだろう》と書いて後世の人への期待を漏らしていました。

今こそ時代の先駆者・秋水の期待に応えて、秋水の伝えたかったことを、大きく世間に広げようではありませんか。

 

 

 

にほんブログ村 政治ブログ 市民運動・社会運動へ     ブログランキングに参加しています。クリックお願いします。

にほんブログ村